第三の人生3


「はぁっ・・・。」
島崎に自分のものを擦られ樹の口から吐息が漏れる。
最初は抵抗を示していた樹だがすでに島崎から与えられる快感に没頭していた。
「ねぇ、気持ちいい?」
島崎は樹の反応に嬉しそうに尋ねた。
樹は焦点の合わない目で島崎を見るが、口からは吐息しか出なかった。
「そろそろいいかな・・・。」
島崎はそう言うと樹のモノを擦っていた手を徐に後ろの穴へとあてがった。
樹はただいきなりなくなった刺激に物足りなさそうな顔をしている。
「ちょっと我慢してね・・・。」
そう言うと島崎は自分の唇で樹のそれを塞いで一気に二本の指を穴に挿入した。
「むぅぅっ!!」
衝撃に樹は苦しそうな声を出した。
それと同時に意識もはっきりとしてくる。
「んんー!!」
やめて欲しいと手で島崎の肩を押し返すがビクともしない。
樹の抵抗に動じることなく島崎は指を奥へと進める。
ある程度入ったところで指を動かした。
「んん・・あっ、むぅ。」
樹は何か島崎に言ってやりたいが口を塞がれたままなので何も言えない。
「んあっ!!」
島崎が奥のある一点を掠めたとき樹の身体はビクリと揺れた。
「ここか・・・。」
島崎は唇を離すと嬉しそうに言って、その場所を集中して攻めた。
「いやっ!やめろ!!」
漸く口が離れて樹は抵抗の声を上げるが今の島崎には全く意味のないものだった。
それに口では抵抗を示すが身体は反応している。
「樹さん、力抜いてて。・・・挿れるよ。」
樹の後ろの穴から指を抜くと今度は自分のモノをあてがう。
「やっ。」
樹は挿れさせないように後退さる。
それを逃さないというように腰を掴んで引き摺り下ろしそのままゆっくりと押し入れた。
「あぁぁぁぁ!・・・やめろ!」
「我慢して。樹さんも気持ち良くなりたいだろ?」
必死に頭を振るが容赦なく入ってくる。
指とは比べものにならないほどの圧迫感に声も出ない。
「っはぁ、全部入ったよ。」
島崎は恍惚とした顔で言った。
「早く動きたいけど、樹さんまだきつい?」
「あ・・たりまえ・・・だろ。」
やっとのことでそう言うと荒い呼吸を繰り返した。
「じゃあもうちょっと待つ・・・。」
そう言って島崎は柔らかい羽のような口付けを樹の顔中に落とした。
口付けを気持ちよく感じた樹は安心したようにホッとため息をついた。
「そう、ゆっくりと呼吸して。」
言われたとおりにゆっくりと呼吸するとだいぶ身体から力が抜け苦しく感じなくなってきた。
「動くよ・・・。」
樹の身体から力が抜けたのを感じるとそう言った。
「まっ・・・!!」
最後まで言う前に島崎はゆっくりと動き出した。
「!!」
「気持ちいい・・・樹さんも気持ちいい?」
樹は喘ぎ声を漏らさないようと必死で返事することができない。
「声出してよ。」
出せるか馬鹿!と怒鳴ってやりたいが、声を出したら喘ぎまで出そうで頭を振ることで反抗した。
「それなら樹さんが声を我慢できないようにしてやる。」
そう言って激しく腰を降り始めた。
「!」
急いで唇を噛んでくいしばった。
しかしある一点を突かれたとき思わず声が漏れてしまった。
そこは指を中に入れられたときに感じてしまったのと同じところだった。
「やっぱりココ攻められるとダメなんだ?」
樹はただ顔を真っ赤にさせるだけしかできなかった。
「いっぱい声出してね。」
島崎はそう言ってよりいっそう激しく動いた。
「あっ、んあ、あぁ。」
「凄い色っぽい。いっちゃいそう・・・。」
恍惚とした顔を浮かべるとそう言った。
「樹さんもいきたいよね?一緒にいこう。」
「あ、あ、あぁぁぁぁ!!」
最奥まで突くと樹は我慢できず射精した。
「うっ。」
島崎も樹の中に欲望を吐き出したのだった。

「最悪だ!」
クッションに顔を埋めて樹は呟いた。
「でも樹さんちゃんと感じてたでしょ。」
「だからだよ。こんな高校生に犯されてイクなんて。」
年が自分とは一回りも違う年下の男にやられたなんて樹にとってかなり最悪だった。
自分の息子と大して変わらない年の男に・・・。
「それだけ良かったってことだろ?」
島崎の頭を鈍い音がするほど強く殴ってやった。
「痛っ!だってほんとのことだろ!?」
「うるさい!絶対良くなかった!」
向きになって反論する。
「イッたのに?素直になれよ。」
余裕綽々と言った顔に苛立ちを覚える。
「あれは男としての自然現象で・・・。」
「ふ〜ん・・・。」
言い訳なんて一切聞いてもらえないようだ。
もうどっちが大人なんだかわからない。
「さっきのは過ちだ!もう一切近づくんじゃない!!」
「無理だね。樹さん俺のこと好きだろ?」
自信満々といった様子で言いのけた。
「好きじゃない。」
樹はあせって首を振った。
「絶対好きだ。だから入れられていっちゃったんだろ?」
「絶対好きじゃない!!」
暫く言い争いが続いた。
そのあとどうなったかは皆さんのご想像にお任せします。



END


今までお付き合いくださってありがとうございました。
すっきり終わってなくてスイマセン(汗)
相変わらずの文才のなさ。さらには途中で何書いてるかも
わからなくなってしまう始末・・・(>_<;)
最後放棄したうえに読み返してないのでどうなってるのか(死)
ほんと読んでくださった方に感謝しますvvv
呼んで下さった感想などいただけると嬉しいですv
怒りの感想などは泣きそうですが精進します。
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06'4/25